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背水の陣

小学生時代の夏休み中、宿題の進行状況について友人が言った
「俺は8月の最後の週まで宿題をやらずに、背水の陣を敷く!」
それが、「背水の陣」という言葉を聞いた最初だったと思う・・・。

初めてこの戦法を用いたのは、漢の大将軍・韓信とされている。
逃げ道のない川を背後にした陣を敷いてはいけないという兵法の常識を破って、あえて、乗ってきた船をすべて焼き払って、兵士たちを死に物狂いで戦わせて勝利を導いた事実に基づく。

英語では、

burn bridges「橋を焼き払う」
burn boats「船を焼き払う」

と表現される。
たとえば、自分の退路を断つ場合だったら、
「burn my bridges」と使うのが一般的なのだが、
個人的には、
「burn bridges behind myself」と背後にあるというニュアンスを出したい。

人間は追い詰められた状況で、信じられない力を発揮する。
ただし、仕事や宿題は計画的に進めることをお奨めしたい。

パピルス紙

結婚していないと言われていたイエス・キリストが、自分の妻について語った(コプト文字)記録のあるパピルス紙片が見つかったというニュースが話題になっている。

真相は、さておき・・・。

注目したいのが「パピルス紙」である。
今回、騒がれている文章で、2世紀半ばごろに作られたものだろうと発表された。

現存する最古のものは、紀元前3000年頃に制作されたらしく、さらに、遡って紀元前4000年頃には、発明されていたのではないかという。

原材料であるパピルス(papyrus)は、葦の一種であり、茎の繊維をシート状に加工して作られる。ただし、耐久性に優れているとは言えず、保存状態は、砂漠地帯の乾燥した気候によるところが大きい。紀元前1800年頃に書かれた多くの医学書が発見されたエジプトなどがいい例だろう。

英語の紙を意味する「paper」、
聖書を意味する「bible」(ラテン語の「biblos」)
などの語源になっているのも有名である。

粘土板以降、人気の高かったパピルス紙であるが、西アジアで羊皮紙が使われるようになってから減少しはじめ、中国で「紙」が発明されて以降は、使われなくなってしまった。

はたして、僕らの時代の「デジタル」は、
これから先、何千年も記録を残せるだろうか?
ときどき、そんなことを考える。

バビロンの空中庭園

古代の都市バビロンにあったという「空中庭園」。

古代ギリシアで記された世界七不思議のひとつで、
巨大な建物の屋上に造られた庭園とされる。

そのロマンあふれる名と同じように、造られた理由も素敵で、
新バビロニア帝国の王ネブカドネザル2世(Nebuchadnezzar II)が、異国から嫁に来た王妃のために、その故郷の山々をイメージして造らせた。

さて、「バビロンの空中庭園」英語名では
「The Hanging Gardens of Babylon」。

その名称から、「flying」「air」「sky」などを使いたいけれど、
一応、「吊り下がった」を意味する「hang」が使われている。

”空中に浮かぶ庭園”という名も神秘的だけど、
なぜか、”バビロン”という言葉にも惹かれてしまうのだ

バラの香りを

やっかいな仕事は、まとまってやって来る。

たとえば、締切や納付期限が目前に迫っているときに限って、
避けられない別の仕事やトラブルが同時に発生するのだ。
そして、一瞬フリーズした後、頭の中はパニックだ・・・。

そんなときに思い出したい言葉がある。

"Stop and smell the roses"
立ち止まって、バラの香りを嗅ごう。

慌てているときなどに使われる英語のフレーズで、
一旦冷静になって、マイペースを取り戻すよう呼びかける言葉である。

また、「Stop And Smell The Roses(バラの香りを)」は、
ビートルズのメンバーだったリンゴ・スターのアルバム名でも有名になった。

ちなみに、「and」の代わりに不定詞(to ~)を使って、
「stop to smell」でも同じ意味であるが、
動名詞(~ing)を付けて「stop smelling」
にすると「嗅ぐのをやめろ!」になってしまうので注意しよう。

「道に迷ったら、まず、お湯を沸かしてお茶を飲むこと」
古くからエスキモーたちに伝わる、北極で遭難したときに生き残るための知恵である。

ハロウィン

10月31日の晩に行われるハロウィン(Halloween)は、
紀元前時代のヨーロッパで行われていたケルト人の宗教行事が起源といわれる。
亡くなった家族の霊が戻ってくると信じられたところなど、
日本の「お盆」に近かったのかもしれない。

今では、魔女やお化けなどに仮装した子供たちの
「Trick or Treat!(ご馳走しなければ、いたずらするぞ!)」
「Happy Halloween!(ハロウィンを祝おう!)」
のフレーズが有名だ。

西洋カボチャをくりぬいて作る顔型ちょうちんの
「ジャックランタン」は、魔除けの役割があり、
もともとは、古いカブをつかっていたらしい。

名前の由来である、
Jack-o'-Lantern(ジャック・オ・ランターン)
「ランタンを持つジャック」とは、悪魔をだますほど悪い男だったので、死んでから天国にも地獄にもいけずにさまよっている霊なのだ。

近いものには、
Will-o'-the-wisp(ウィル・オ・ウィスプ)
「たいまつを持つウィル」もある。エピソードは、ジャックの場合と同じ。

ちなみに、ハイフンで挟まれている「o'」は、
「of」の省略形で、「o'clock(時)」にも使われている。

「Jack-o'-Lantern」と「Will o' the wisp」は、
「鬼火(おにび)」と訳されることもあり、
St.Elmo's fire(セントエルモの火)と呼ばれる怪現象にも通じる。
こちらの怪火は、霧の海上で船のマストに現れるという。

ついでに、子どもの頃に読んだ水木しげる「世界の妖怪大百科」の中で、強く印象に残ったものは、この「セントエルモの火」と「フライングダッチマン」と呼ばれるさまよう幽霊船だった。

万物の理論

 デモクリトスらが生きた古代ギリシアよりも以前から探求が始まり、天才物理学者アルバート・アインシュタインも夢見ていた理論、それが「万物の理論(統一理論)」である。それが証明されれば、この世の中で起きる現象のすべてが、たった一つの理論によって説明ができるという。

 自然界にある4つの力(電磁気力、弱い力、強い力、重力)の統一を証明しようという理論である。だが、銀河系などの宇宙の運営に関わる(マクロ)重力の研究とそれ以外の力を担当している量子力学(ミクロ)の世界を結びつけるのは、とても大変なことらしい。

 20世紀に入ってから、最も実現の可能性が有力視されているのが「超弦理論」(いわゆる、「ひも」理論)で、すべての素粒子の説明が可能になるらしい。その研究の過程で、世界中の数学者や科学者が多くの成果を発表した結果、逆に複数の理論に分かれてしまったのだが、アメリカのエドワード・ウィッテンという学者が「M理論」というもので、再び統一した。この辺が、なかなかドラマチックで面白いところだ。ちなみに彼は、アインシュタインの後継者と目されていて、現代の最高頭脳のひとりである。

【関連する単語】

Theory of Everything「万物の理論」
Super Unification Therory「超大統一理論」

Gravitation「重力」

Great Unification Therory「大統一理論」
Electronuclear force「電子原子力」
Strong interaction「強い力」

Electroweak interaction「電弱力」
Weak interaction「弱い力」

Electromagnetism「電磁力」
Electricity「電力」
Magnetism「磁力」

福袋

新年最初のロマン?のひとつに「福袋」がある。

毎年、百貨店や店舗の初売りのときに、店頭に並べられて、人気の店では激しい争奪戦も繰り広げられる。あの派手な袋の中には、自分の好きなブランドの商品が詰め合わせされているのであるが、多くの場合は中身を見ることができない。ときには、装飾品や美術品など「億」という単位の福袋も登場する。

さて、英語では、

「lucky bag」や「grab bag」と呼ばれる。

珍しいのでは、

「mystery bag」というのもあって、なかなか、素敵な表現だ。

福袋に詰められているのは、去年の売れ残りやガラクタではないんだ。
・・・そう、夢が詰まっているのさ!

ヘリオスの巨像

紀元前、ロードス島に建造された「ヘリオスの巨像」。
その大きさは、ニューヨーク「自由の女神」を超えていたとも言われる。

残念ながら、紀元前226年に起きた大地震によって倒壊したが、
港の入り口に仁王立ちで立つ巨大な彫像は、長く、島の人々の誇りになっていただろう。

英語では、
The Colossus of Rhodes「ロドスの巨像」
または、
Statue of Helios「ヘリオスの像」
ヘリオスは古代ギリシアの太陽神。

ちなみに、巨像「colossus」は、大人物という意味でも使われる。

ホッピー

ビール風飲み物「ホッピー(Hoppy)」は、味だけでなく、泡も楽しい。また、小型のビール瓶に入っていて、栓抜きでフタを開けて飲むところもいい。ちなみに、清涼飲料水に分類されているが、1%未満のアルコールも含まれている。

名前の由来にもなっている「hop(ホップ)」とは、ビールを作るときに使われる原料のひとつで、あの苦みと香りを付けてくれる植物である。

通常、居酒屋などでは、氷の入ったビールジョッキにホッピーと焼酎を割って飲む。おかわりを注文するときは、ホッピーを「ソト」、焼酎を「ナカ」と呼ぶ。それから、ビールに比べると、かなり低カロリーでプリン体も入っていないため、健康診断で引っかかった人に人気が高い。

・・・ある日、中高年の上司がコレを注文し始めたら、その後は「痛風」や「尿酸値」の話題になることを覚悟せねばなるまい。

ホーミー

モンゴルなどに伝わる歌唱法(発声法?)ホーミーは、「喉歌」とも呼ばれるように、のどを使って音を発していると、だんだん笛のような音色に変化していく現象である。たとえば、八百屋やセリなんかでよく聞くような中高年男性の太い声の中から、同時に小鳥のさえずりのような独特な音が聞こえてくるときは驚く。

さて、この「ホーミー」をあえて英語表記するなら、
「Hoomii」であるが、一般的には、
「throat singing」と呼ばれる。

個人的な思い出として覚えているのは、
二十年くらい前になるが、北米のトーク番組レターマンの「レイト・ショー」を見ていた時、招待されたモンゴル人歌手の男性がホーミーを披露して、会場全体が不思議な空気に包まれていたのが印象的だった。そこは、ニューヨークという大都会の真ん中だったはずだが、そのメロディの中では、地平線の彼方まで広がる大草原の風を感じたのだ。

・・・もしかしたら、声でグラスが割れる現象なんかにもつながるんではないだろうか?

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