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禁煙とマーク・トウェイン

ユーモアのセンスを学ぼうと思ったら、マーク・トウェインを読むといいだろう。描いている人物のシャレた言葉や、ついニヤリとしてしまう(皮肉たっぷりの)表現を学べる。作家としての技術力も大したもので、後の時代のアーネスト・ヘミングウェイなども絶賛している。

有名な名言は、ヘビースモーカーだった彼の禁煙に対する言葉だろう。

「煙草を止めるのは簡単なことなので、私は、すでに何千回もやっている。」
"Giving up smoking is the easiest thing in the world. I know because I've done it thousands of times.",Mark Twain

シガー(葉巻)関連でも、こんなことを言っている。

「私は70歳になったので、そろそろ健康にも気を付けなければならない。だから、葉巻は、一度に一本しか吸わないことにしている。」
"I am seventy years old, and I must be careful about my health. So I smoke only one cigar at a time.",Mark Twain

ハレー彗星とマーク・トウェイン

ハレー彗星は、76年の周期で地球に近づき、長く尾をひく形から「ホウキボシ」などとも呼ばれる。だいたいの人は、一生に一度、人によっては、見れなかったりすることもある。運が良ければ、二度見ることができる。そして、アメリカ文学の父マーク・トウェインは、ハレー彗星にゆかりのある人だった。

以下、1920年4月22日のニューヨーク・タイムズの投稿記事である。

「ある奇妙な偶然の一致について述べたい。
マーク・トウェインは、1835年11月30日に生まれた。
そして、前回のハレー彗星大接近は、同じ年の11月10日であった。
彼は、1910年4月21日に亡くなった。
そして、今回のハレー彗星大接近は、同じ年の4月20日だったのである。」
I wish to draw your attention to a peculiar coincidence.
Mark Twain, born Nov. 30, 1835.
Last perihelion of Halley's comet, Nov. 10, 1835.
Mark Twain died, April 21, 1910.
Perihelion of Halley's comet, April 20, 1910.

「その偉大なユーモアリストの一生と大彗星の公転周期は、ほぼ一致する(正確には、15日の誤差があるが)という事実をあらわす。」
It so appears that the lifetime of the great humorist was nearly identical (the difference being exactly fifteen days) with the last long "year" of the great comet.

R. FRIDERICI.
Westchester, N. Y., April 22, 1910

トウェインは、自分でもその死を予言していたという話もあり、あざやかな伝説とあたたかい笑いを残して、時代を駆け抜けたのである。

アーサー王宮廷のコネチカット・ヤンキー

2012年5月21日は、日本でも金環日食が観測できる。

アメリカの作家マーク・トウェインが書いた「アーサー王宮廷のコネチカット・ヤンキー(原題:A Connecticut Yankee in King Arthur's Court)」でも日食が描かれている。

アーサー王時代のイギリスにタイムスリップしたアメリカ人技師が、そこにいた騎士に決闘を申し込まれ、捕まって、処刑されそうになるのであるが、ものしりだった技師は、日食を利用して、その危機を切り抜けたのである。

以下、王様に調子のいいことを言っているところ。

"...I will let this darkness proceed, and spread night in the world; but whether I blot out the sun for good, or restore it, shall rest with you."

「このまま暗闇を大きくして、世界中を夜で覆ってやろうか?永久に太陽を隠したままにするか、元に戻すかは、あなた次第だぞ。」

アダムとイヴの日記

マーク・トウェインの「アダムとイブの日記」は、
トム・ソーヤーやハックルベリー・フィンとは、
また一味違う良さがある。

最初の人類であるアダムとイブは、
当初、別々の生き物としてお互いを観察しているのであるが、
泣いたり、笑ったりしながら交流を深めていく。

ずっとイブを煙たがっていたアダムも、だんだん心を開いていく。

「ここ数年を過ごしてきて、私は、イブについて誤解していたことが分かった。つまり、彼女のいない楽園で生きるよりも、楽園の外であっても彼女と共に生きる方がずっとましだということだ。」
"After all these years, I see that I was mistaken about Eve in the beginning; it is better to live outside the Garden with her than inside it without her."

イブに先立たれたアダムも年老いて、本当の答えに到達する。
そして、イブの墓の前で、こうつぶやいたのである。

「彼女のいたところ、そこが楽園であった。」
"Wheresoever she was, there was Eden."

インジャン・ジョー

インジャン・ジョー(Injun Joe)は、マーク・トウェイン「トム・ソーヤの冒険」に出てくる冷酷な悪人で、町中の人から恐れられている。この「インジャンジョー」という名前には、なにか恐怖感を与える独特な響きがあり、たとえば、横溝正史「犬神家の一族」に登場する”スケキヨ”という音感にも似た怖さがある。

でも、このように圧倒的な迫力を持つ悪役がいることで、物語にリアルな臨場感や展開が生まれる。ピクニックに行って洞窟の中で迷ったトムとベッキーがジョーを見かけたときの恐怖感たるや・・・。

ちなみに、90年代に「Tom and Huck」というタイトルで映画化もされていて、ちょっぴり笑えるシーンもあった。それは、トムとハックが、ジョーに遭遇した時の会話である。

Injun Joe: I know you. You're Pat Finn's boy... Blueberry?
「おまえを知ってるぞ。たしか、パット・フィンの息子の・・・ブルーベリーだったかな?」
Huck Finn: Huckleberry!!
「ハックルベリーだ!」

とても怖い悪役が、ときどき、とぼけたことを言うと、ちょっと笑える。

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